伊達市議会 - 一般質問

令和6年第2回伊達市議会定例会一般質問
渡辺雅子議員
・地域防災について

議事録

◆9番(渡辺雅子) 私は、第2回市議会定例会において、さきのとおり一般質問をさせていただきます。今回は、大きく地域防災についての1点に絞らせていただいた中で2点に分けて伺いたいと思っております。
 1つ目、市と地域の連携について。(1)、備蓄の保管場所と備蓄数についてお伺いします。
 (2)、現在の備蓄は、有珠山噴火、地震、津波、洪水等、どの災害を想定して何人分の備蓄をされているのかをお伺いします。
 3点目、避難所の数をお伺いします。
 4点目、津波や洪水の際の避難ルートや標識は道路に掲示されているのかお伺いします。
 5点目、市内中心地から災害により分断されると考えられる地域はあるのかお伺いします。
 6点目、災害ケースマネジメントが内閣府から示されていますが、本市の対応はどのように考えているのかお伺いします。
 大きい2点目、学校の防災教育についてです。(1)、避難訓練は、噴火、地震、津波等の何を想定して、年に何回行われているのかお伺いします。
 (2)、児童生徒の中で何人くらいが段ボールベッドに触ったり、作製したり、関わっているのかお伺いします。
 (3)、小学校、中学校の体育館が避難所の役割をする可能性が高いと思いますが、小学校、中学校の備蓄保管についてのお考えをお伺いします。
 以上、よろしくお願いいたします。

○議長(辻浦義浩) 市長。
          〔市長 堀井敬太登壇〕

◎市長(堀井敬太) 渡辺議員の地域防災についての市と地域の連携についてのうち、備蓄の保管場所と備蓄数についてのご質問からお答えをいたします。
 備蓄品につきましては、伊達市災害用備蓄食等の整備方針において備蓄の考え方、種類及び数量等を定めており、伊達市総合体育館、だて歴史の杜カルチャーセンター、伊達市役所本庁舎、大滝総合支所に保管しております。また、主な備蓄品の保管数につきましては、主食用としてアルファ化米5,100食、飲料水3,400本、生活用品として段ボールベッド50台、パーティション50枚、屋内テント300張りとなっております。
 次に、想定する災害の種類と備蓄量についてでありますが、20年から30年の周期で噴火を繰り返し、噴火の可能性が極めて高いとされている有珠山噴火を想定し、避難者1,700人分の食事を備蓄しております。
 次に、避難所の数についてでありますが、伊達市内の指定避難所数は35か所、福祉避難所は12か所となっております。
 次に、避難ルート及び道路上の標識の掲示についてでありますが、津波による避難ルートにつきましては津波ハザードマップに掲示して周知を図っており、道路への掲示は行っておりません。また、洪水による避難ルートにつきましては、被害状況の予測が明確でないため、あらかじめ避難経路を示すことなく、避難者自身の判断により避難していただくこととしております。
 次に、災害時に市内中心地から分断される地域についてでありますが、大雨の影響等により長流川が氾濫した場合には、大滝区が分断される可能性があると認識しております。
 次に、災害ケースマネジメントについてでありますが、災害ケースマネジメントとは被災者に寄り添い、個別の課題解決と自立、生活再建のプロセスを継続的に支援するものであることから、専門的な能力を持つ関係者との連携も必要と思われますので、関係機関との協議を推進してまいります。
 次に、学校の防災教育についてのうち、小学校、中学校の備蓄保管についてでありますが、現在4か所の施設を備蓄庫として使用しており、初動時の各避難所に対する迅速な物資輸送が困難となる可能性を踏まえ、比較的大規模な避難所である学校などにおける備蓄品の保管は必要と認識しております。
 以上、答弁といたします。

○議長(辻浦義浩) 教育長。
          〔教育長 影山吉則登壇〕

◎教育長(影山吉則) 渡辺議員の地域防災についての学校の防災教育についてのうち、学校での避難訓練についてのご質問からお答えいたします。
 伊達市立学校におきましては、火災、地震、津波や噴火等、様々な災害を想定した避難訓練を年2回以上実施しております。
 次に、段ボールベッドに関わる児童生徒数についてでありますが、今年度は伊達小学校、伊達西小学校、東小学校の4年生、計203人が防災学習での体験を予定しております。また、関内小学校においては、参観日に防災学習を実施し、児童18名が保護者と共に段ボールベッドに触れる体験を計画しております。
 以上、答弁といたします。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) それでは、再質問させていただきます。1番、2番は関係性があるので、同じような質問になると思いますが、よろしくお願いいたします。
 備蓄は、有珠山噴火を想定してとありますけれども、2000年の3月31日の有珠山噴火では、そのときの避難人数だと思いますが、何人を想定して備蓄されているのか教えていただきたいと思います。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 2000年の有珠山噴火の避難者数ですけれども、ピークの時点で2,070名というふうに推計しております。当時避難指示対象地区でありました有珠町ですとか長和町、あと館山下が該当しますけれども、当時のその3地区の住民基本台帳上の人口は4,900名ちょっとということで、その当時約42%の方が避難されたというような状況になってございます。その42%に現在の3地区の住民基本台帳の人口を掛けまして、端数を切り上げて1,700名というような今想定をしているところでございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 先ほどの答弁で1,700というのは、そのことで42%で示していると。
 その当時、段ボールベッドというのはまだなかったと思うのですが、その点はたしか東日本大震災の後にこのような段ボールベッドというのが考えられたかなと思うのですが、その点はいかがでしたでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 2000年噴火当時、私もカルチャーセンターのほうに詰めておりまして、そういったものは段ボールベッドのようなものはなかったというふうに記憶してございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) たしかそれまでは毛布や布団等で対応されていたかなって思っております。低体温で亡くなられる方も報道の中にはありまして、やはり床からの熱、冬場は特に冷えると思うのです、体育館は特にコンクリートなんかでできているので。そういったときに低体温で亡くなる方もいらっしゃったと聞いております。そのようなことがないように、この段ボールベッドというのが工夫されたのかなと思いますが、現状の備蓄に段ボールベッドが50ってお答えになっておりますが、全く足りないのではないかと考えておりますが、この点はいかがでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 議員ご指摘のとおり、50では全然足りないかなというふうな認識でございます。ただ、備蓄スペースがやはり不足しているということで、なかなか備蓄数を増やせないというのが実情でございます。幸い恵庭市の合同容器さんという会社と協定を結んでおりますので、そちらから随時ピストン輸送するような形で、発災直後はなかなか必要数を確保できないという状況になりますけれども、そちらのほうから入手すれば段階的には入手できるものではないかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) かなり少ないし、すぐに当日届かないとなると、やはりちょっと大変なことになるのではないかなと思うのですが、詳しいことはまた後半ほかの議員もこの辺は追及されるのではないかなと思いますので。
 感染症対策などを考えたときに飛沫感染、くしゃみなど飛沫の範囲が約1.5メートルぐらいまでの範囲占めると言っております。高さ的にも予防を取らないと、その高さというのは20センチ、30センチの高さが必要ということで、感染症の原因になる高さと範囲というのを考えると、やっぱり一人ひとりに段ボールベッドというのが必要になってくるのではないかなと思うのですが、それを対応するために今後どのように考えているのかお知らせください。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 感染症の対策ということで、議員ご指摘のとおりかなというふうに思っておりますけれども、やはり段ボールベッド場所取りますので、なかなか備蓄数が増やせないということと、あと屋内テントなんかも整備をしておりますので、そういったもの併せて併用しながら、あと段ボールベッドと段ボールベッドの間に通路も設けなければなりませんので、なかなか根本的な対策というのは難しいかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) そうなのです。スペース大変だと思うのです。また、一時的に避難であればその日何とかって、また分散されるのかなと思うので、その日は1日我慢しようという気にはなるのですが、これが長期間避難所として考えたとき居住スペースというのが必要かなって思います。例えば4人暮らしの方が4人の方がそこに避難されて、そういった方々、4人ぐらいのスペースでは総合体育館だとどのぐらいの配置ができるのか、何世帯ぐらい配置できるのか、その点お分かりでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 総合体育館でいいますと、大体4人家族で150世帯程度のスペースが確保できるのではないかなというふうに推計しております。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 150世帯、かなり少ないスペースになるかなと思うので、150掛ける4という形ですよね、人数的には。結構スペース置けるのかなとも思うのですが。
 3番の避難所の件なのですが、指定避難所というのは先ほど35ありますというお答えになっておりますが、何か所かお伝えできる場所があれば、どういったところなのか分かりますでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 伊達地区が23施設、大滝地区が11施設ございます。伊達地区でいいますと、カルチャーセンターですとか総合体育館、あと小中学校、コミュニティセンターなどがあります。あと、大滝地区ですけれども、大滝総合支所ですとか基幹集落センターが指定避難所として指定されてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) いろいろ各地区のコミュニティセンター等も指定避難所にはなっていると思いますが、それぞれの指定避難所に備蓄の保管等は考えの中にあるのかお聞かせください。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 コミュニティセンターの一部、有珠、長和地区は有珠山噴火の際に影響を受けますので、なかなか難しいかなというふうに考えておりますけれども、例えば東コミセンですとか黄金コミセンなんかのそういった主要な避難所には分散で備蓄したいというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 経費もいろいろかかってくる問題なので、ここというのはちょっと決められないのですが、でも今後全ての指定避難所にはこういった備蓄を少しでも置こうという考えはおありでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 災害ということで、ちょっとどういう状況になるか分かりませんけれども、道路が寸断されたりということも可能性としてありますし、災害対応で市の職員が対応に迫られて、なかなか備蓄を動かせないということも当然あり得ますので、そういった視点で備蓄品を分散備蓄するということは重要なポイントかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ぜひ少しのスペースでも、少しでも置けるような体制をどのコミュニティセンターでも取っていただけたらなと思っておりますし、費用はいろいろかかるかもしれないのですが、人の安全を図るためには必要かなと思っております。よろしくお願いします。
 もし置く予定があるというふうに考えていらっしゃるのであれば、各指定避難所の人数とかありますよね。その人数の先ほど大きくは4割程度避難グッズを用意されていると言いましたが、この点ほかの避難所に関してはどの程度、何割程度置こうという考えでいらっしゃいますでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 実は、今年度、令和6年度から各施設管理者に今ヒアリングを行っておる状態でございます。ただ、スペースがどの程度か分からないということもありますので、なかなか想定避難者数に適切な備蓄数は備蓄できていないというような状況でございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 小さいところもあれば、大きな場所を確保されているところもあるので、避難場所、備蓄を置くところというのを確保されるには大変な苦労がされるかなと思うのですが、ぜひいろんな工面をされながら、置いていただけたらと思っております。
 また、福祉避難施設というのが先ほどの12か所の中で多分9か所が福祉施設かなと思うのですが、このところには何人入れるのか、確保できているのかお伺いしたいと思います。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 福祉避難所についてですけれども、高齢者施設と障がい者支援施設というふうな2つの区分に分かれますけれども、合計で90名程度が入所できるようになっておりまして、そのうち障がい者の部分については45名というふうになってございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) この福祉施設のほうにはどのような方が人選されていくのか、この点お伺いいたします。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) いわゆる65歳以上の障がいのある方ですとか、あと75歳以上の方のみの世帯で介護認定が要介護3以上というような方、いわゆる避難行動要支援者に指定されている方が入所するものというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) この福祉施設、それぞれ豊浦、洞爺湖、いろいろあると思うのですが、そちらのほうにも福祉施設があると思うのですが、また有珠山噴火とかになるとそちらの方々も来る可能性があるかなと思いますが、その辺の連携というのは取れていますでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 2000年噴火当時も何らかの事情で例えば洞爺湖町で避難生活を送れずに、伊達に来られた方がいるのではないかなというふうに思います。連携という点ですが、経営している法人が複数、伊達で経営していたり、洞爺湖町で経営していたりということが当然ありますので、そういったところで入居調整というか、そういった調整を行われるのではないかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 2000年の噴火の際には何人の方がというのは、これは統計というか、資料の中にはなかったでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 残念ながらその当時の資料は残ってございませんでした。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) そのときはいらっしゃらなかったかもしれないのですが、またこちらのほうの地域の中で家族の方がいらっしゃる中に入っていかれた方もいらっしゃるかなと思うのですが、あれからもう24年経過されています、噴火から。高齢化も進んでいますし、また介護度も変化していると思います。その点も高齢福祉課と共に連携を取っていかないといけないと思うのですが、その点のお考えは共有されているのかどうかお伺いします。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 議員ご指摘のとおりだと思います。危機管理課と健康福祉部の高齢福祉課と連携を取りながら、今後も様々な対応に努力していきたいというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 先ほどのお答えの中で、障がい者施設のほうは3か所で45名の方が入られるということ、この同じことなのですが、障がい者の方々についてもその2000年のときには把握されていなかったでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 残念ながら把握してございません。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 分かりました。全体的に高齢福祉課、また社会福祉課のほうと連携を取りながら、そういったときの本当にこの人はどうなるのかという行き場がないということが困ることが多々あると思いますので、しっかりと連携を今から取っていただきたいなって思っております。
 次に、道路標識についてなのですが、先ほども有珠山噴火を想定してって伺っていましたが、有珠山噴火ももちろんですが、今後地震とか大規模な津波などが起きた際の避難ルートというのを先ほどつくっていないというふうに答弁ありましたが、今後はその点はどのようにお考えでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 津波については、浸水エリアが非常に広いということで、やはりそれぞれ全戸配布しておりますハザードマップを見ていただきたいというのが市のほうの考えでございます。また、洪水についてですけれども、浸水エリアがそのときの状況によって大きく違いますので、現実的にどの場所に案内看板を設置していいかという問題もございますので、なかなか設置は難しいかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 津波の高さを示すというものがところどころにありますが、37号線上にも何個かはありますでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 津波の看板というようなものでございますけれども、各避難所、コミュニティセンターに行かれたら分かるかなと思うのですけれども、入り口のところにラミネート加工したもので案内看板を設置しておりまして、ここの避難所はどういった災害に適用しているか、あるいは津波に適さないというような避難所であるかというような状況が分かるように図記号で表示してございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 各コミュニティセンター利用しているのですが、あまり目につかないというか、大変失礼なことだったなと思うのですが、ちょっと把握していなかったのです。目立つようになっているということでよろしいでしょうか。分かりました。
 市民の方から津波の際は37号線道路を越えなさいというのを常々聞かされているというふうにお聞かせされたのですが、そこの高さがどのくらいなのかということも伺っております。心配されております。そういった中で、このような37号線以上越えたらここら辺が何メートル地点なのだよということが分かるようなものがどこか37号線上にあるといいのではないかなと思ったのですが、その点はどのようにお考えでしょう。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) お答えいたします。
 案内看板はなかなか難しいかなというふうに考えてございます。例えば市街地区にお住まいの方で徒歩で避難されるような方であれば、おおむね37号を越えると安心というような状況になってございますけれども、一方で車で避難するようなケースについては、37号線越えただけでは後続車が津波浸水エリアに残ってしまいますので、ですのでここは宅配講座の場をいろいろ通じて、関内地区のほうまでずっと進んでほしいというようなことも併せてお知らせしておりますので、そういったものを目安にしながら、今後宅配講座などの場を通じて強く説明していきたいなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 分かりました。
 今後のことなのですが、外国の方も大変増えてきています。この伊達市においてもお店に入るといろんな言葉でしゃべられているから、皆さん居住されている方々なのだなというふうに思うのですが、そういった方々にも分かるものというのは、マップ等々いろいろできているのか、その点お伺いします。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 先ほど指定避難所に案内の看板みたいなのがあるというようなお話をしましたけれども、昨年12月に従来の海抜表示だったものを自治体向けにJIS規格として定められました災害種別図記号という分かりやすい絵みたいなものがあるのですが、そういったものに改めて、どういった災害に適用しているかということを表示してございます。また、昨年本市のALTの方に協力いただきまして、英語表記を併せて追加いたしましたので、外国人の方にもきっとご理解いただけるのではないかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 本当にいつ起こるか分からない有珠山噴火ということになっておりますし、逃げ場のなくならないような体制をしっかり取っていかないといけないと思いますし、外国人だから、日本人ではないからというわけにはいかないですし、居住している以上は伊達市民ですので、しっかりみんな守っていかなければいけないって思っておりますので、その教育的なこと、またしっかりとホームページ等でも分かるお言葉で、分かるような示しをしていただきたいなと思っておりますが、その点何か具体的に、ALTの方々ばかりではなく、ホームページ等々で何か出るようなものはなかったでしたっけ。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 広報広聴係が関係する部分ですけれども、ちょっとそこの部分については研究材料かなというふうに考えてございます。例えば洞爺湖町でもいろいろ、そこは道路標示という部分で案内看板を設置しているようなケースもあるようですけれども、本市にとっては今まだそこはちょっと手はついていない部分ですので、そういった部分広報といろいろ検討しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 本当に増えてきていらっしゃるし、家族で来られている方々もたくさんいらっしゃるので、そういった際にいざというときのために何か分かるものをきちっと記していただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
 あと、次の中心市街地より分断される場所について、大滝が分断されるという可能性が洪水の際にはあるかなというような話がありました。そういった際に大滝区のほうの備蓄品は足りているのか、その点はいかがでしょう。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 大滝総合支所に一部備蓄品を保管しているという状況にありますけれども、十分かといえばちょっと微妙な状況になっております。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 分断の可能性がなるとなると、やっぱりそこまで運ぶまでにかなりの時間かかりますし、前回の保育所だ何だって避難されたときにもいろんな戸惑いがあったような気がしますので、そちらのほうにはしっかりと今の備蓄品以上にとどめていただきたいな、保管していただきたいなと思いますので、その点も踏まえて今後ちょっと検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 大滝区は、確かに長流川の氾濫ですとか、あと何年前だかちょっと忘れましたけれども、湿った大雪が降りまして道路が、276号が一切通行できないというような状況になって、陸の孤島のような状態になりました。あのときは災害対応、危機管理課でそういった準備もしていたのですけれども、なかなか思うような対応ができなかったというような反省がございます。ただ、大滝区については、気象台との連携である程度気象状況が読めますので、そういった部分で改めて備蓄品を事前に持っていったという、過去にもそういった実績がございますので、その辺は状況に応じて柔軟に対応していきたいというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) よろしくお願いいたします。
 その日のうちに伊達市から行く道が分断されてしまうということなのですが、行く方向性というか、ほかから来る、そこに到着できる道というのはきちっと確保できていますでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) どこで寸断されるかによりますけれども、例えば市道三階滝線ですとか、あと美笛峠回りですとか、ちょっと遠回りになってしまうのですが、そういったルートは何とか通行できるのではないかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) いろんな意味で観光ホテル、観光ホテルというか、ホテルのほうも協力していただけるということがありますので、いろんな備品というのはちょっとあるのかなって思うのですが、やはり市のほうでもきちっとした対応が必要ではないかなと思ったので、お話しさせていただきました。
 ほかに分断されるところというのは、何か考えありますか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 津波の際は、黄金地区が分断される可能性があるかなというふうに思っております。あとまた、長流川の氾濫ですとか有珠山については、有珠、長和地区が分断される可能性があるかなというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 有珠、長和のほうの方々の避難的なところというのは、きちんと確保されていましたでしたっけ。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 現在は備蓄しておりませんので、今後有珠山噴火によっては影響を受けますので、なかなか備蓄ということは難しいかもしれませんが、早め早めの避難行動をしていただくような、レベル4ぐらいの高齢者等避難を発令するぐらいのタイミングで皆さん速やかに市街側に避難していただくような対応を考えてまいりたいというふうに思います。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) そういった点もきちっと分かるように、いざというときのために皆さんにお知らせしていただきたいと思っております。
 以前にも防災のことについて質問したときがあるのですが、そのときに稀府、黄金が中央、伊達市街地と分断されるという可能性があるということで、避難所として室蘭市とか広域のほうと連携を取って、その辺考えていくという話がありました。相談していくということがありました。また、メルトタワーをそのときの一時避難場所としてどうかという話をしたときにも、いろいろとこの辺検討していくというふうに言われたのですが、その辺の今の進捗はどのようになっているのかお聞かせいただければと思います。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) たしか渡辺議員ご指摘で、協議しているというような内容をご答弁したかなというふうに記憶しておりますけれども、既に協議が調っておりまして、メルトタワーを使用することについては了解ということで協議が調っております。ただ、今ごみ施設が建て替えを迎えておりますので、新たに整備された施設を今後は避難施設にするようなイメージになりますけれども、その際もう一度再協議をするように今のところ申し合わせているような状況でございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 少しほっとしたご答弁ありがとうございます。皆さんに、地域の方々に一日も早くそういった点、安心できるよということをお知らせしていただければ、本当に安心して過ごされるのではないかなと思いますので、しっかりはっきり分かった時点で皆さんにお伝えしていただければと思います。よろしくお願いします。
 最後になりますが、災害ケースマネジメントについてです。これは、災害ケースマネジメント協議会を立ち上げているところありました。実施体制に関わる市町村の手引なども作成しているところもあります。全戸訪問が目的ではなくて、被災者一人ひとりの生活再建へ向けての取組につながるものです。今後の課題として、いざ何か起きてから立ち上げるのでは遅いと思いますので、災害が起きたときにすぐ招集かけられるような、そういった体制、また協議会の手引なども今後つくっていただけたらと思います。このことについて深く問おうとは思っていませんが、この点はいかがでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 議員ご指摘のとおりかなというふうに思います。どちらかといいますと、総務部危機管理担当は発災直後というか、まず命を救う部分にクローズアップして対応しているというような感じでございます。逆にあんまり長期化するようなイメージのことは、ほかの部署も巻き込んで検討するようなイメージになっていますが、今回の能登半島地震でまた私も新たにいろいろなことを考えさせられました。幸い本市はいろいろ危機管理課長が努力しておりますので、関係機関と顔の見える関係を構築できておりますし、また関係部署ともうまく連携していければ、そういった生活再建に向けて体制づくりというか、そういった部分もスピーディーに構築できるのではないかなというふうに期待してございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 令和5年9月の8日にこのような内閣府のものが、27ページに及ぶものが作られております。読んでいくと、本当に大変だなって思うのですが、でもやはり一人ひとりのことを考えると、これだけの方々の関連が必要になってくるのだなってしみじみ思いました。この中で実施するに当たっては、市の実施主体の確認、また関係機関、民間団体との連携体制の構築、それから地域防災計画等への位置づけ、研修の実施といった平時からの準備が重要というふうになっております。災害が起きたときに先ほども言いました間に合わない、一人ひとりのことを聞くに当たって、これからみんな集まって、はい、やりますよと言っても、そういったときに一人ひとりに手が差し出せるかといったら間に合わないかなと思いますので、やっぱりいろんな意味で今後考えていかなくてはいけないことではないかなと思っております。この点、市長のお考えを聞かせていただきたいと思います。

○議長(辻浦義浩) 市長。

◎市長(堀井敬太) お答えをいたします。
 先ほどご指摘いただいたように、やっぱりお一人お一人の生活の復旧、復興というところがすごく大事だと思っております。ですので、今すぐ構築するというのは難しい面あるかと思いますけれども、ご指摘いただいた内容を含め、担当部署、特に今回いろいろな関係者がいますので、その辺りも連携を図りながら少しずつ進めていきたいというふうに思います。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) この災害ケースマネジメントについては、今後少しずつ構築されていくのではないかと期待しておりますので、また構築されてきたときに改めてしっかりと質問させていただきたいなって思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、学校の防災教育についてお伺いします。先日地域の方々と防災について考えるというテーマを上げて、危機管理の課長に講師をお願いして開催させていただきました。年配の方も多い中、具体的に分かりやすく説明があって、質問も活発にされておりました。そんな中で私が驚いたのは、段ボールベッドを活用して、作って寝てみたりとかしたのですが、一度も段ボールベッドを触ったことがない、触れたことがない、見たことがないという方々がほとんどだったということにちょっとショックを受けました。大人でこのような現状を見聞きしたときに、子供たちはどのようになっているのかな、子供たちも段ボールベッドをちゃんと触れているのかな、知っているのかな、見たことあるのかなということをちょっと疑問になりましたので、ここで子供たちの教育の中で防災教育がどのようになっているのかお尋ねしたいと考えました。先ほどの災害マネジメントでも触れましたが、平時の災害対策が大変大事ではないかなって思っております。東日本大震災の際は、テレビ放映でもあったのですが、日頃の子供たちの学校での避難訓練、そういったものの訓練が訓練ではなく本当に実際に生かされたということで、子供たちが助かったという報道がされたのが記憶の中にあります。そこで、本市はどのような取組がなされているのかということでお聞きしたいなって思っておりました。
 先ほどの答弁の中で、年に2回以上ということで避難訓練されているということですが、この点の具体的にどのようなやり方でされているのか教えていただけたらと思います。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) 渡辺議員の質問にお答えいたします。
 避難訓練等の各学校における内容、回数でございますけれども、伊達小、伊達西小、星の丘小中では避難訓練が2回と防災学習を1回、関内小、東小では訓練を3回、伊達中は避難訓練を2回、防災学習も2回、光陵中、大滝徳舜瞥は避難訓練が2回となっている状況でございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 避難訓練なのですが、何かを想定してされているのか、その点伺います。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) お答えいたします。
 各学校において地震、津波、それから噴火、火災をそれぞれ想定して行っているところでございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) その年2回以上の中でそれを全部まとめてということではないと思うのですが、今年は津波、今年は有珠山噴火、今年は洪水、火災とかというふうに分けているのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょう。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) お答えいたします。
 各学校においてそれぞれ年度に計画をしているところでございますが、火災、地震については基本的に大体の学校で取り扱っているところでございます。年によって地震、津波ですとか噴火について取り上げているという状況でございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) それは、中学校も小学校も皆同じやり方でされているのかお伺いします。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) 基本的に小中同じような形ではございますけれども、学校によっては参観日で保護者と一緒に行ったりですとか、外部講師を招いて学習をしたりですとか、工夫を凝らして行っているところでございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ありがとうございます。
 今回の段ボールベッドに関しては、伊達小、西小、東小で203名の方が触れる形を取られるかなって回答にありましたが、今まで段ボールベッド皆さんほかの方々触っていらっしゃる経験というのはなされているのか、その辺はいかがでしょう。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) 全ての児童生徒が触っているわけではございませんけれども、段ボールベッドに触れる機会を毎年4年生に限って行うなどして、何か年かに分けて触れるような機会を設けているところでございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ぜひ触らせてあげていただきたいし、見せていただけたらと思っております。本当に全校が皆さん見たことあるよって、触ったことあるよというふうにしていただきたいなって思っておりますので、その点も踏まえてよろしくお願いいたします。
 あと、西小、伊達小は、先ほどの津波の件では37号線越えていないということもあります。練習の中で、例えば津波といったときに37号線越える区域に逃げるというような、そういう訓練というのはなされたことがあるのかお伺いいたします。

○議長(辻浦義浩) 教育部参与。

◎教育部参与(山田智章) お答えいたします。
 伊達小及び伊達西小における国道37号線を越えた避難訓練についてでございますけれども、伊達小においては地震と津波を想定している第2回目の避難訓練においてカルチャーセンターまで移動する訓練を行っているところでございます。また、伊達西小においては、同じく地震、津波を想定した第3回目の避難訓練において館山球場まで移動する訓練を実施しているところでございます。
 以上です。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ありがとうございます。されているということを聞いて少し安心いたしました。昔自分たちがやったときの避難訓練というのは、火事を前提で、防災頭巾かぶって逃げる、また地震が来たらということで机の下に隠れるというような練習だったかなと思うので、そうではなくて、今は実践的にそういったことも踏まえながらやっていただいているということで、少し安心しました。でも、全員がその体験をしていただきたいなって、6年生まで、中学校3年までもあるので、その中で必ずどこか自分も体験してやっているということを踏まえながら今後進めていただけたらと思ってます。
 最後の質問なのですが、各小学校、中学校、また高校の体育館も指定避難所になっております。先ほどは地域の防災についてお聞きしたのですが、地域の会館には災害用の備蓄を置く予定というふうになっておりますが、避難された際の人数が体育館も少なくありません。結構200から190とか人数が増えております。これが今は備蓄が一つもないという状況になっております。今回の能登半島の地震の津波に関しても、本当に体育館を利用される方々がたくさんいらっしゃって、また分断されたところもあったということもありますので、やはりこういう大きく人数が避難できる場所には備蓄が必要ではないかということを思ったのですが、その点学校、教育のほうかなと思ったら、こちらのほうの危機管理のほうで、総務のほうでお答えしていただいたのですが、その点もう少し具体的にいかがなものかお聞かせいただけたらと思います。

○議長(辻浦義浩) 総務部長。

◎総務部長(三品淳) 先ほども答弁しましたように、道路が寸断されたりですとか、あと市の職員が災害対応に追われるというような状況が十分考えられるかなというふうに思います。2000年噴火の際も私畳の搬入係をしておりまして、カルチャーセンターに何十枚も畳を運んだような印象がございます。その後、徹夜してカルチャーセンターに避難された方の名簿作りを夜通しやっていたような記憶もございますので、職員が発災した当時にやるというのはなかなか至難の業かなというふうに考えてございます。その意味で学校にも備品の備蓄は必要だというふうに考えておりますけれども、一方で学校のスペースなかなかないというふうな状況も聞いておりますので、そこは十分調査をして、教育委員会と相談しながら、今後に向けてどうあるべきか検討してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) 今総務のほうでそのようにお答えになりましたが、教育のほうとしてはいかがかと思いますが、お答えいただけたらと思います。

○議長(辻浦義浩) 教育長。

◎教育長(影山吉則) 今渡辺議員のご指摘、本当にごもっともだなというふうに思います。当初、恐らくですけれども、うちの市の全体の避難行動、避難所開設や何かの流れの中で学校が第一義的に開くという前提にはなっていないことから、そのようなところ十分検討が進んでいなかったというのも否めないところかなというふうに思いますが、どのような災害が起きて、どういうふうな避難を取らなければならないかというのは本当に起きたときに大変なことになりますので、今総務部長が答弁されたような形で、教育部としても鋭意検討を進めてまいりたいなというふうに思っております。
 昨年も学校にも言ってありますし、市P連が夏の研修会で、東日本大震災のときの有名な、話題になりましたけれども、大川小学校という問題がありましたが、そこで教員でありながら、よその学校の先生でありながら自分の子供がその小学校で亡くなられたという方が来て、いろいろ講演をしてくださった言葉が今でも心に残っていて、校長も教頭もみんな参加しておりましたので、それから繰り返し私たち話しているのは、準備した以上のことはできないと。準備しても準備したとおりにはできないけれども、準備した以上のことはできないのだということをおっしゃっていたように記憶をしておりまして、そのことに尽きるかなと。ですから、しっかりといろいろな角度で検討していきたいなというふうに思っております。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ありがとうございます。学校で勉強して、そのままそういう災害が起きた際には、どこに行くではなく、やはり自分の学校の体育館に逃げ込む、皆さんそこに集まるという可能性も多々あると思いますので、そういった際の備蓄というのは大事ではないかなって。親元離れてって、いっときでもそういう安心の持てる生活環境が整えられるといったことが大事になってくるのではないかなと思っておりますので、やはり学校、教育部のほうもその点しっかりといろいろ校長会等々でお話ししていただいて進めていただければなと思っております。
 最後なのですが、この点について市長のお考えはいかがでしょうか。

○議長(辻浦義浩) 市長。

◎市長(堀井敬太) お答えをいたします。
 学校を通じて児童生徒だけのものではなくて、児童生徒通じて保護者の方に対しても周知するということでは、学校における防災教育は私すごく重要だと思っています。ですので、そういったこともありまして、教育委員会のほうにも資料を出させていただいて、様々にプランニングしていただいているというのが実態でございます。その学校での発災が実際にあるかどうかというのもそれは確約できないのが災害でありまして、例えば学校にいるときではなくて、それぞれの児童生徒が自宅にいるときもどういった動きをするのかというところも含めて、きちんと各学校において指導をしていただけるように注意しながら進めていきたいと。安全、安心というところは、命を守るというところは、本当に行政の一番大事なところであるというふうに私は考えておりますので、しっかりやっていきたいと思っております。

○議長(辻浦義浩) 渡辺議員。

◆9番(渡辺雅子) ありがとうございます。最後と言ったのにすみません。市長、ありがとうございました。みんなの命を守る、本当にいつ起きるか分からない、いつ何が起きるか分からないという今の現状です。能登のほうもまさかというような思いだったと思うので、しっかりと防災に関しては、これからこの後も防災に関してはお二人の方がされますが、しっかりと私自身もこれに取り組みながら、今後も見詰めていきたいなと思っておりますので、市長を中心に皆さんのほうもご協力のほどよろしくお願いいたします。
 以上でございます。


ページの先頭へ